グリハードプロGURIHARD PRO
グリハードプロとは?
公共施設や交通機関において、
「注意喚起として使用する滑り止め」の施工が可能です。
高齢化による体力(脚力)や視力の低下により、転倒しやすく重症化するケースが増えています。また、温暖化の影響により雨量が増え、濡れて危険な床材が転倒に繋がるケースが増加傾向にあるのも近年の特徴ですので、まずは、危険という認識を持って適切な対応を行ってください。グリハードプロは、注意喚起と滑り止めが同時に行える、とても優れた滑り止めの手法です。

弊社では、転倒危険個所のカラーユニバーサルデザイン(目立たせる滑り止め)を推奨します。
段差識別と注意喚起が必要な理由
色弱の患者様は、日本人男性の20人に1人の割合とされ、日本の老眼患者数は、約6,500万人とされています。
ビルや施設の管理者にとって、利用者の安全を確保することは責任です。事故を減らすことで、利用者の満足度も向上します。
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転倒事故の防止
段差が見えにくいと、つまずきや転倒のリスクが高まります。特に高齢者や視覚障がい者は段差に気付きにくいため、滑り止めや段差識別表示は必須です。
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転倒事故の防止
視覚的に目立つ色やパターンがある滑り止めは、段差があることを明確に伝えます。特に公共施設や交通機関での利用が効果的です。
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法令や規格への適合
日本では建築基準法やバリアフリー関連の法律で段差やスロープに注意喚起措置が推奨されています。適切な滑り止めはこれらの基準に適合する重要な要素です。
段差識別が必要な方々への理解(網膜色素変性症)
網膜色素変性症は、光を感じる組織であるである網膜が少しずつ障害を受ける病気であり、5,000人に1人の割合で患者さんがいるとされています。
公共施設や交通機関で適切な段差識別がなければ、危険が伴い外出や移動を避ける原因となり、自立生活や社会参加の妨げになってしまいます。
※九州大学医学部HPより
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視覚障害の特性
視野狭窄
視野が狭く、足元の段差や障害物に気付きにくく、距離感や立体感の判断が難しいため、段差の高さや深さが分かりにくくなり、つまずきや転倒が起きやすくなります。
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視覚障害の特性
夜盲(暗順応の低下)
目が環境に適応する「暗順応」の速度が遅い、または適応できないため、段差の高さや深さが分かりにくくなり、つまずきや転倒が起きやすくなります。
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視覚障害の特性
コントラスト感知の低下
明暗の差を認識する能力が低下し、段差が背景に溶け込んで見えにくくなるため、段差の高さや深さが分かりにくくなり、つまずきや転倒が起きやすくなります。
グリハードプロ施工事例のご紹介
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JR西日本様 下里駅
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Uvanceとどろきスタジアムby Fujitsu
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山陽電鉄様 夢先川駅
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日本ガイシホール(レインボープール)
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南海電鉄様 高師浜駅
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味の素㈱様 工場加工
仕上げ施工の流れ
グリハードプロヘラ仕上げ施工の流れ
STEP01
マスキング、養生作業
位置決めした印を養生していきます。

STEP02
溝切り作業
塗布幅に応じて溝切本数を決定し、両端1mm以内に溝切りします。

STEP03
プライマー塗布
溝切で発生した粉塵を除去後プライマー塗布 乾燥を30分程度させます。

STEP04
グリハードプロ圧出
電動2軸ガンにてグリハードプロを適量圧出します。

STEP05
グリハードプロ塗布
ゴムヘラや金属ヘラで厚み1.5mm程度に仕上げる

STEP06
マスキング除去
硬化が早いので塗布後即マスキングを除去します。

STEP07
施工完了
夏場は30min、冬場は2hourで硬化します。

グリハードプロローラー仕上げ施工の流れ
STEP01
マスキング作業
凸凹に密着するようにしっかりとマスキング。
※下地が汚れている場合は先に清掃

STEP02
下地目荒らし(ディスクグラインダー使用)
全体を荒らすにはグラインダーを使用。凸凹の隙間もしっかりと目荒らし。

STEP03
下地油分除去(無水エタノール使用)
下地の油分や汚れを無水エタノールを含ませたウエス等で除去

STEP04
グリハード抽出(必ずゴルフボール分の量を破棄してから)
パレットにグリハードを出して砂骨ローラーに何度もなじませる

STEP05
グリハード塗布
全体に樹脂を間引いてからローラーで塗り込みます。

STEP06
マスキング除去
グリハードが硬化する前に即座にマスキングをめくります。

STEP07
施工完了
夏場約1時間、冬場約3時間で硬化します。
