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「美観と安全の両立を考える ― デザイン重視がもたらす“見えない危険”とは?」

近年、建物や施設の床材選びでは「デザイン性」「高級感」「統一感」が重視される傾向があります。

しかし、その一方で「滑り対策」が後回しにされ、美観を優先した結果、思わぬ転倒事故につながる

ケースが少なくありません。

見た目と安全性の両立は本当に難しいのでしょうか。

 

■見た目優先で起きやすい問題

店舗のエントランスやオフィスのロビー、商業施設の通路などでは、

「光沢のある床材」「天然石タイル」「鏡面仕上げのフローリング」などが人気です。

しかし、これらの素材は雨や湿気で非常に滑りやすくなるという弱点があります。

さらに、

見た目を損ねたくない、あるいは美観優先で床材を選んだ結果、滑り止め加工を後回しにする

部門間での床の滑りやすさに関するリスク情報の共有がされていない

といった事情から、実際の歩行安全性を十分に考慮されないまま施工され事故が起こることも。

 

■転倒事故が招く想定以上の損失

転倒事故は一度起きると、

 「安全が不十分」とみなされ施設の信頼が低下

 転倒事故に伴い、けがの補償、損害賠償など

 事故原因の調査や改善施工のため、休業や営業制限のリスク

など、想定以上の損失を招く可能性があります。

 

■デザインと安全性を両立させる施工

当社のマイクロ穿孔処理は、床材の表面に極めて微細な加工を施すことで、見た目を変えずに滑り止め

効果を発揮する技術です。

透明タイプの施工で、タイルや石材など素材本来の風合いをそのまま活かしながら、歩行時の安全性を大幅に向上。

商業施設やホテル、エントランスなど「美観も安全も妥協できない場所」に最適です。

「美観と安全の両立を考える ― デザイン重視がもたらす“見えない危険”とは?」

 

 

 

 

 

 

 

 

■まとめ

見た目を優先すること自体は決して悪いことではありません。

しかし、その美しい空間を安心して使い続けるためには、安全性の「見える化」も欠かせません。

デザインの完成度を保ちながら、利用者が安心できる床環境を整える――

それこそが、真の「美しい空間づくり」と言えるでしょう

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