公共施設や商業施設、工場などでは、安全対策の一環として、防滑対策の重要性が高まっています。
特に、
・雨天時の床の滑り
・水や油による床面の滑り
・階段や通路での転倒事故
などを防ぐため、防滑施工を導入する施設が増えています。
しかし、防滑対策といっても施工方法にはさまざまな種類があり、
「どの工法を選べば良いのか分からない」
という声も少なくありません。
今回は、施設環境や用途に合わせて採用されている代表的な防滑施工についてご紹介します。
■なぜ防滑対策が必要なのか
床面の滑りは、転倒事故やケガにつながる大きな要因のひとつです。
特に、
・駅
・公共施設
・工場
・学校
・病院
・福祉施設
など、多くの人が利用する場所では、安全対策が重要になります。
滑りやすくなる主な原因としては、
・雨水の持ち込み
・水濡れ
・油汚れ
・結露
・床材の摩耗
などがあり、出入口や階段、通路では特に注意が必要です。
■防滑施工にはさまざまな工法がある
防滑対策には、現場環境や用途に応じてさまざまな工法があります。

グリハードプロ
グリハードプロは、高い耐久性が求められる現場で採用されている防滑施工のひとつで、2液性ウレタン防滑樹脂を塗布する工法です。
公共施設や交通機関、工場など、人の往来やフォークリフトの通行が多い場所でも導入されており、耐久性を重視したいケースに適しています。
特徴
・高い耐久性を確保しやすい
・重歩行エリアにも対応可能
・屋外環境にも対応できる
・長期的な安全性の維持につながる
向いている場所
・公共施設の通路
・階段
・工場
・倉庫
・屋外通路
・搬入口
防滑マイクロ穿孔処理
防滑マイクロ穿孔処理は、石材やタイルに含まれる雲母(うんも)、ケイ素、カルシウムなどの成分を溶解し、目に見えない穴を無数に形成することで、防滑性能の向上を図る工法です。
見た目を大きく変えにくいため、美観を重視する施設で採用されるケースがあります。
特徴
・意匠性を維持しやすい
・タイル面にも対応可能
・美観を損ねにくい
・公共施設との相性が良い
向いている場所
・公共施設
・商業施設
・エントランス
・タイル床
・共用通路
グリテープハード
グリテープハードは、超強力両面テープの片面に滑り止め加工を施した、貼るだけで施工でき、メンテナンス負担も抑えやすい製品です。
階段などに貼る際に調整が不要で、使用色によっては注意喚起表示としても活用できます。
特徴
・短期間で施工しやすい
・部分施工が可能
・改修工事にも導入しやすい
・階段の滑り対策にも対応可能
向いている場所
・階段
・通路
・改修工事
プレ加工
防滑対策では、「プレ加工」という選択肢もあります。
プレ加工とは、あらかじめ工場内で滑り止め加工を施した状態で準備し、施工現場では設置作業を中心に進められる方法です。
特に、新設工事や改修工事、短工期案件などで検討されています。
特徴
・現場作業の負担軽減につながる
・工期短縮が期待できる
・品質を安定させやすい
向いているケース
・新設工事
・改修工事
・公共施設
・短工期案件
■防滑施工の選び方
防滑施工では、
「どの工法が一番良いか」ではなく、「どの工法が現場環境に適しているか」を考えることが重要です。
例えば、
・耐久性を重視する工場
・美観を維持したい公共施設
・短工期が求められる改修工事
・利用者動線を確保したい商業施設
では、適した工法も変わってきます。
また、防滑施工を選定する際には、
・床材の種類
・屋内・屋外環境
・歩行量
・水や油の使用環境
・美観性
・メンテナンス性
・工期や施工条件
などを総合的に考慮することが重要です。
現場環境に適した工法を選ぶことで、安全性と耐久性の両立につながります。
■新設・改修工事で増える防滑対策
近年では、
・長寿命化改修
・バリアフリー対応
・安全対策強化
などに合わせて、防滑対策を見直す施設も増えています。
安全性の向上だけでなく、施設利用者への配慮や維持管理の効率化という観点からも、防滑対策への関心は高まっています。
■まとめ
防滑対策には、
・グリハードプロ
・防滑マイクロ穿孔処理
・グリテープハード
・プレ加工
など、さまざまな施工方法があります。
重要なのは、施設環境や用途、工期、安全性などに合わせて、適切な工法を選定することです。
工場や公共施設、商業施設など、それぞれの現場に適した防滑対策を行うことで、安全性向上と施工効率の改善につなげることができます。
防滑対策を検討する際には、それぞれの工法の特徴を比較し、施設環境に適した施工方法を選定することが重要です。
弊社では、床の滑り止め対策から施工後のメンテナンスまで一貫して対応しております。
施設や用途に合わせた最適な施工プランをご提案いたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。